水分補給はなぜ大切なの?トレーニング中は何を飲むべきなのか
水分補給を怠ると、体に疲れが出現するだけではなく、頭痛やめまいなどを引き起こす可能性があります。さらに症状が進行してしまうことがあるので、対処方法を自分でも知っておきましょう。過剰に恐れる必要はありませんが、水分補給は運動中に必要であるということを覚えておけば、事故の発生や体調不良を予防できます。
運動中は水分補給必須!
必ず水分は用意しておきましょう。運動中の必須アイテムです。
水分が不足すると頭痛やめまいなどを引き起こしてしまう
水分補給を怠ると、次第に体の不調を感じるようになります。頭痛やめまいなどが引き起こされることも珍しくありません。甘く考えずに適切に対処しましょう。
運動前の水分補給
運動開始20~40分前にコップ1杯分以上の水分を飲んでおきましょう。ジム通いする場合はジムに到着する前に飲むようにします。
運動中の水分補給
目安として15分ごとにコップ1杯分の水分を飲みましょう。ただし、運動の強度や室内なのか屋外なのかによって水分補給のタイミングが変化します。自然と喉の渇きを覚えたタイミングで摂取すると間違いありません。
排出される尿の色で水分量が適切かどうか分かる
体の大きさや筋肉量などによって、必要な水分量が異なります。適切な水分量かどうか知りたい場合は、排出される尿の色を見てみましょう。色の薄い尿の場合は適切な水分量です。ただし、尿の色が濃い場合や尿意を感じない場合は、水分量が足りていない可能性があるので、すぐに水分を摂取してください。
水の摂りすぎ・制限のしすぎによるデメリットとは
何事も極端ではいけません。過剰に恐れる必要もありません。適切に水分補給を意識していれば問題ないので安心してください。
水中毒になる可能性は低いけどゼロではない
たくさん水を飲んでも体外に尿として排出されるので、そこまで心配する必要はありません。しかし、病的に水を欲しがるような症状に陥ると注意が必要です。水を過剰摂取することにより水中毒を引き起こしてしまいます。そのような状況に陥ることは珍しいですが、知識として蓄えておいて損はないでしょう。
水抜きはどうしても必要な人以外は取り組まないようにする
ボクシングの選手やボディビルダーが試合前に水抜きで体重を落としていますが、必要に迫られていない場合は実施しないようにしましょう。水抜きは体に負担をかけます。ボクシングの選手やボディビルダーは練習やトレーニングで体力レベルが高いため水抜きできますが、一般の人が真似すると命の危険があります。
水かスポドリか?どんな飲み物を飲むべきなの?
上手に状況に合わせて飲み物を選択しましょう。また、自分の好みに合わせてください。
すべての運動時にスポーツドリンクが適しているわけではない
1時間以上運動する場合はスポーツドリンクがよいでしょう。激しいトレーニングやスポーツで失われるミネラルなどを補充する必要があるからです。1時間未満の運動やエアコンが効いた室内で行う短い時間の運動であれば水を選択しましょう。
日々の水分補給は水で充分
軽く運動するだけの日やストレッチなどでケアするだけの日の水分補給は水で充分です。スポーツドリンクを飲むと、余計な糖分や塩分も摂取してしまうので、かえって疲れやすくなってしまいます。運動で失ったミネラルなどを補充するのが目的なので、運動強度が低い日は余計なものが含まれていない水だけにしましょう。
熱中症対策にスポーツドリンクは有効だが糖分の摂取量に気を付ける
運動中は汗を大量に出します。汗の成分を水だけで補うことは不可能なので、スポーツドリンクを飲むようにしましょう。スポーツドリンクには飲みやすいように糖分が過剰に含まれているので、飲みづらさを感じる人は水で薄めるようにしてください。これにより味が薄まるだけではなく、際限なく水分を欲することがなくなります。
筋肉の痙攣予防にも役立つスポーツドリンクですが、糖尿病などの持病がある人は必ず医師の許可を得てから飲むようにしてください。また、1日の運動量に適したスポーツドリンクの量にしましょう。たとえば、食事のお茶代わりにスポーツドリンクを飲むことはできるだけ避けて、あくまで運動中のみにしましょう。
体調不良時は医師から指定されたものを飲む
運動後に体調が急変して下痢や嘔吐の症状が発生したときの飲み物は、医師から指定されたものにしましょう。経口補水液を指定されるかもしれません。スポーツドリンクや水でも問題ない場合もありますが、事前に確認しましょう。
下痢や嘔吐が発生しているときは、体から水分が失われている状態なので、その状態に適した水分を補給してください。
まとめ
水分は準備しなくてもよいと考えていた人や何を準備すればよいのか分からないと考えていた人の参考になったことでしょう。分からないことはトレーナーに質問してください。
また、多くのパーソナルジムではウォーターサーバーやドリンクが準備されているので、自分で準備するのが面倒だと感じている人は、そちらのサービスを利用してみましょう。そのほかにも、困ったことや分からないことがあればトレーナーに質問してください。