運動不足を解消したらいいことずくめ!なぜ運動したほうがいいの?
運動不足は肥満体型を助長するだけではありません。生活習慣病を引き起こすリスクがあります。健康はお金では買えないので、運動不足を感じている人は運動習慣を取り入れてみましょう。具体的な方法について知りたい人や、肥満以外の病気のリスクについて知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
日本人は運動不足?運動習慣が低下傾向に!
日本は世界の先進国の中でも椅子に座っている時間が長い国です。そのため、慢性的な運動不足に悩んでいる人が多く存在します。しかし、近年の健康意識の高まりにより、若年層を中心に意識に変化が見られています。
運動不足を感じる割合はかなり高い
運動不足を大いに感じる割合と運動不足を感じる割合を調査したところ、全体の79.6%もの人が運動不足を感じていることが明らかになりました。運動不足を感じていない人は全体の2割弱しかいないことになります。
リモートワークの普及などで便利になった反面、通勤でオフィスに移動する機会が減少したことにより運動不足に陥っている人もいるでしょう。何かとストレスが多い現代社会で生活しているので運動不足を解消して、心と体を丈夫にしていきたいものです。
運動不足に危機感を抱いている若者が多い
運動不足を感じている人が運動習慣を身に付けられない理由の中で多いのは、仕事や家事が忙しいから、運動が面倒であるからということが分かっています。
また、男女ともに30代では仕事や家事が忙しいという意見が60%程度を占めています。そのようななかで、男性は20~30代、女性は20~40代で運動習慣を取り入れる動きが目立っています。
運動不足は危険?肥満以外にもさまざまな病気のリスクがある
健康はお金では買えません。日々の習慣の積み重ねを大切にしましょう。肥満の兆候が表れたタイミングで対策を講じるとよいでしょう。
内臓脂肪型肥満が発生しやすくなる
飲酒機会の増加や運動不足の常態化により、内臓脂肪型肥満が起きやすくなります。内臓脂肪は付きやすいですが減らしやすい特性を持っているので、腹囲が基準値を超えたら速やかに脂肪を減らすようにしましょう。摂取カロリーと消費カロリーのバランスにも気を付けるようにします。
生活習慣病のリスクが高まる
体に必要以上の脂肪を蓄えると、体の負担が増加します。そのため、体脂肪率の増加だけではなく、高血圧や糖尿病になるリスクが高まります。
高血圧のほとんどは原因不明で本態性高血圧症といわれています。塩分の多い食事や偏った食事を改善するとともに、運動習慣を取り入れて体調を整えると血圧の数値が改善することが分かっています。
糖尿病は、一度発症すると症状が改善するまで根気強く治療しなければいけません。治療には運動療法も含まれているので運動習慣を身に付ける必要があります。これらのような病気を発症しないように気を付けましょう。
シニア層では運動器疾患が起こる可能性がある
シニア層で歩く習慣や外出する習慣が減少すると、運動器疾患が起こる可能性があります。筋力が低下して関節が固くなることでますます運動不足が助長されるからです。
行動範囲が狭まることにより社会的なつながりを構築するための活動にも参加しにくくなるので、充実したセカンドライフを楽しむためにも運動不足は避けるようにしましょう。
運動不足解消のために運動を習慣化しよう!
自分に合った方法で運動不足を解消しましょう。最初からストイックに取り組むのが苦手な人は、日常生活で体を動かすことから始めてみてください。
日常生活で軽い運動を取り入れることから始める
いきなりジム通いは難しい人もいるでしょう。まずは日常生活の中で体を動かす習慣を身に付けるようにします。たとえば、駅までバスではなく徒歩や自転車で向かう習慣を取り入れることや、駅構内ではエスカレーターではなく階段を使用するなどです。
一度だけ取り入れても目に見えて効果は出ませんが、継続することで効果が出ます。最初のうちはつらいと感じることが多いですが、徐々に慣れてくるので楽しみながら取り組んでみましょう。
家族や友人と楽しく運動すると習慣化しやすい
運動仲間を作るのも有効です。ジョギングやサイクリングなどを一緒に楽しむ仲間を募ると楽しく運動できます。スイミングスクールやダンススクールに通うと参加者と一緒に気持ちよく汗を流せるでしょう。仕事以外に交流する場があることで社会的な健康も手に入れられます。
パーソナルトレーニングを受ける
運動不足で崩れた体型を誰にも見られたくない人は、完全個室のパーソナルジムに通う方法があります。マンツーマンで指導を受けるので、自分の体力レベルに合った指導を受けられます。また、効率的に体脂肪量を減少できるので結果を出したい人におすすめです。
まとめ
仕事もプライベートも充実しているのは健康だからです。体は資本といわれていますが、健康であれば仕事のパフォーマンスは向上します。家事や育児にも精力的になれます。趣味や交友活動も活発になるでしょう。
そのために必要なのが運動です。運動不足を感じている人がいきなり運動に取り組むのは億劫に思えるかもしれませんが、気分もリフレッシュできるので取り組んでみましょう。